兵庫県神河町
林業
ハート型の町に眠る、柚子と水と森の宝物。掘り起こす仲間を募集
兵庫のまんなか、人口1万人足らずの町・神河町(かみかわちょう)で、6次産業化をテーマとした地域おこし協力隊を募集します
── 神河町 ひと・まち・みらい課の担当者に、まちの"いま"と、それぞれの仕事のリアルを聞きました。
兵庫県のほぼ中央、姫路から車や電車で40分、京阪神から高速で約1時間30分。地図で見るとハート型をしたこの小さな町は、面積の8割を山林が占め、千町ヶ峰・千ケ峰・暁晴山といった1,000m級の山々に囲まれています。人口は1万人足らず。峰山・砥峰高原は関西でも有数の高原地帯として知られ、豊かな自然を生かした観光にも取り組んでいます。そんなこの町で、山そのものが悲鳴をあげています。
(画像:柚子の実、地元のお茶畑の写真)
挨拶が自然に飛び交う町。そして、驚くほど美味しい水
仕事の話に入る前に、神河町がどんな町なのか、担当者に聞きました。地元の人には当たり前でも、移住者には新鮮に映る魅力があるといいます。
役場に来られた移住者の方によく言われるのが、「役場の人がこんにちはって挨拶してくれることに驚いた」ということなんです。街中でも駅でも、挨拶してくださる方が本当に多いんですよね。
── 神河町 ひと・まち・みらい課 担当者
そしてもうひとつ、多くの移住者が驚くのが「水」だといいます。
町内の喫茶店でコーヒーを飲まれた方が、「コーヒーの味が違う」って言ってくださるんです。地元だと気づかないんですけど、移住者の方が気づいてくださる魅力なんだと思います。
──担当者
面積の8割が山林の町で、山を守り育てる── 林業
採算が合わず、放置される山。だからこそ、この仕事がある
町の面積の8割を占める山林。近年、林業の採算性の悪化により手入れされない里山林が増え、水源涵養や災害防止といった森の機能が弱まりつつあります。
継続してこう山を守ってくださる方がいなくなると、地面の斜面の保持力が弱くなって、土砂崩れとか自然災害にも関わってくる。だから、なるべく若い方に、将来を見据えて山を守っていってほしいんです。
── 担当者
この募集は、地域の実務を担う中はりま森林組合からの「人手不足」の相談がきっかけで生まれました。
森林組合さんも、本当に40代以上しかいないんじゃないかというくらい、年齢がどんどん上がってきています。体力を使う現場仕事なので、どうしても若い力が必要で。今のうちから将来を見据えて探していきたい、という相談があったんです。
── 担当者
(画像:間伐作業や植林の様子をイメージした写真)
どんな仕事? ── 山に入り、木を育て、山を再生させる
活動の拠点は、中はりま森林組合の事務所。組合の一員として働きながら、山の再生に必要な技術を一から学びます。
木を植える→育てる→収穫する、一連の流れを全て経験できます
デスクワークよりも圧倒的に現場中心の仕事です。技術面は組合のベテランたちが直接レクチャー。3年間の活動を経て、森林組合の職員として採用されることが、組合が描く理想の未来だといいます。
3年間の活動は、あくまで組合さんが思い描く理想としては、地域おこし協力隊を終えたあと、神河町で林業に携わり続けてほしい。希望があればそのまま森林組合での採用も検討できる。
── 担当者
「厳しいけど、本当は優しい方ばかり」
林業と聞くと、コミュニケーションの難しいベテランたちをイメージする人もいるかもしれません。担当者に率直に聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
確かに、そのようなイメージをされる方もおられるかと思います。でも本当にみんな優しくて。仕事の面は、新人はやっぱり危険が伴うので厳しく指導されると思いますが、役場に来られた際には、「元気しとったか」みたいな、本当に近所のおじさんみたいな感じで声をかけてくださる方が多いんです。
── 担当者
経験がなくても心配はいりません。
組合の方は、とにかく元気な子がいい、と言ってます。技術面はもちろん教えてくださるので、そこまでは求めていない。とにかくやる気が欲しい、初心者でも1から教える気持ちでやる、と言ってくださっていました。
── 担当者
体力と、やる気。この2つさえあれば、技術は現場で身についていきます。
(画像:組合のメンバーの写真)
意外と便利? 森林組合は町の中心部に
「森の仕事」と聞くと山奥の集落を想像しがちですが、実際の拠点はイメージと少し違うようです。
森林組合の拠点は、役場から徒歩10分もかからないくらいのところにあって、駅からも徒歩2〜3分。かなり町内の中心部に位置しているんです。
── 担当者
駅周辺の住宅を紹介してもらうことも可能で、町内であればどこに住んでも問題ないとのこと。「森林組合=山奥」というイメージとは裏腹に、暮らしそのものは思ったより便利です。
あなたは”希少な戦力”になれる
正直に言うと、この募集は神河町にとって林業分野で初めての地域おこし協力隊募集です。そして、日本全国を見渡しても、林業を仕事に選ぶ若手はごくわずかというのが現実です。
私の周りでも、林業に携わっている20〜30代の若い方って本当に少ないんです。そもそも母数が少ない、というのはあると思います。
── 担当者
でも、これは「だから難しい」という話ではありません。むしろ逆です。担い手が足りないということは、それだけ一人ひとりに求められる役割が大きく、真剣に育てようとしてくれる環境があるということ。同世代のライバルがほとんどいない業界で、ゼロからスタートを切れる人は、実はそう多くありません。
未経験からでも、現場のプロが一から教えてくれる。 新人に技術は求められていません。求められているのは、体力とやる気だけです。
3年後、そのまま就職という道が用意されている。 組合側も「協力隊を終えたら、そのまま職員として迎えたい」と語るほど、次の担い手を本気で探しています。移住のその先まで、道筋が見えている仕事は、実はそう多くありません。
今この一歩が、10年後の希少価値になる。 若い方で林業の技術と経験を積んだ人材は、これからますます貴重になっていきます。山を守る仕事は、これから先も必要とされ続けるからです。
「向いている人が少ない仕事」ではなく、「向き合う人が少ないからこそ、価値のある仕事」。それが、この林業という仕事のリアルです。
山を、次の世代につなぐ仕事を
放置されれば荒れていくだけの山も、手を入れ続ければ、水を蓄え、災害から人を守り、豊かな恵みを生み続けます。神河町の面積の8割を占める森は、いま、その手を待っています。厳しくも優しいベテランたちのもとで技術を学び、3年後には森林組合の一員として、あるいは自分自身の力で、この山を守り続ける存在になる。同世代のライバルがほとんどいない今だからこそ、飛び込む価値がある。そんな挑戦を、一緒に始めませんか。
募集要項
項目 | 内容 |
募集人員 | 1名 |
活動拠点 | 中はりま森林組合(兵庫県神崎郡神河町寺前251) |
雇用形態 | 神河町会計年度任用職員 |
着任予定日 | 町と内定者との相談の上決定します |
活動期間 | 着任日から1年間(勤務成績により最長3年まで延長) |
給与 | 月額235,207円(社会保険料等自己負担分を含む)+賞与 |
勤務日数・時間 | 週5日勤務(うち1日は自立に向けた活動可)、8:30〜17:00 |
待遇 | 社会保険完備/町紹介住居は家賃を町が負担/活動車両の借上料・燃料代を活動費から補助 |
応募資格 | 令和8年9月1日現在20歳以上/3大都市圏等の都市地域に在住、または地域おこし協力隊経験者/任期満了後も定住意志あり/普通自動車運転免許/PC・SNSの基本操作 ※オートマチック限定免許の方に、採用時点で限定解除が必要です。 |
選考 | 第1次選考(書類)→第2次選考(現地面接) |
応募期間 | 令和8年7月8日(水)から随時募集 |
このプロジェクトの作成者
兵庫県神河町ひと・まち・みらい課
応募方法
林業:神河町 ひと・まち・みらい課へ連絡の後、カジュアル面談
電話番号:0790-34-0002
お問い合わせ
神河町 ひと・まち・みらい課 地域おこし協力隊担当(〒679-3116 兵庫県神崎郡神河町寺前64番地/TEL 0790-34-0002/FAX 0790-34-0691)